センター試験の攻略方法です。勉強のスケジュールについて概略を説明したいと思います。
まずは、準備として目標の大学でセンター試験の点数がいくら必要なのかを調べます。
調べ方で一番良いのは、その大学が発表している合格平均点です。
岡山大学の入学者選抜の合格者成績情報(前期日程)【PDF】
例として、岡山大学 教育学部 小学校教育コースであれば、以下の通りです。
センター試験900点中/合格平均が654.9点/ 合格最低点 609.8点
目指すのは、合格平均点を取る事、そして合格最低点を必ず超える事です。
合格最低点を下回った場合、個別試験で巻き返さなくてはならないので、難易度が高くなります。
では、勉強のスケジュールの話をすると、高校2年生のうちにセンター試験の範囲を学習してしまします。高校3年生の4月からはセンター試験の過去問に入ります。ペースとしては1週間で1年分の解答と復習をしていきます。出来なかった問題は復習ノートに問題と解答をまとめていきます。
3ヶ月程度で10年分の問題ができるので、夏休みは復習ノートの問題を復習していきます。
復習は最終的に答えが正確に導き出せるようにします。
夏休みが終わったら、個別試験の問題に取り組みます。
11月から本番までは、もう一度センター試験の過去問を時間を計りながらやっていきます。
センター試験は、限られた時間に多くの内容を解答しなければならないので、解答スピードが勝負になります。解答スピードを上げるには問題のパターンを身に染み込ませる必要があります。スポーツの反復練習と同じように、問題を見た時に解答がイメージできるようになれば高得点が取れます。
今回は岡山大学の教育学部を例にしましたが、岡山大学の医歯薬学部のように個別試験の配点が大きい学部や、より難易度の高い大学を目指す場合は、このスケジュールを前倒しして、夏休みは個別試験の練習に当てる必要があります。